雨水活用

2018/08/03(金) 雨水活用

雨水活用

 

機械を使わずホームセンター等で買える部材だけを集めて雨水貯留システムを作り活用しています。

 利用用途としては、洗車用水 機材の洗浄 夏期の打ち水利用 水槽の水替え  災害時用治水 植物への散水 等々 として活用しています。

画像

 

画像

 

画像

画像

 

画像

   

 

 

フロー ①雨⇒②屋根⇒③樋⇒④初期雨水タンク(初期雨水をカット)⇒⑤沈砂層(距離により整水効果)

⇒⑥サイフォンの原理を利用したホース(水の重力差で水を移動させ、水の上下運動による整水効果)

⇒⑤⑥を8回繰り返し、水を整える⇒中水利用

 

・初期雨水カット 

 初期雨水カットは様々な方法がありますが、安価で簡単で、メンテナンスしやすいという観点から、ペットボトルの浮力を利用して初期雨水をカットしています。 雨の降り出し時に大気中の塵を含んだ雨水は極力取り込まないようにします。

雨水で育つ植物

雨水で育つ食物

画像

雨水は、塩素を含みませんので土壌のバクテリアを育て植物を元気に育てます。

 

雨水で育つ熱帯魚

塩素が入っていないので、カルキ抜きが必要なく魚たちも活き活き育っています。

 

 夏季の打ち水効果

画像

8月2日 午前10時 尼崎市天気予報の気温は32°

 

画像

舗装付近の温度は36~38°でした!!

 

画像

玄関ポーチ日陰の温度は34°~36°

 

画像

雨水を利用した打ち水をしました。すこし時間を置いて蒸発効果による気化冷却を待ちます。

 

画像

打ち水後の温度は、33~36°

約3°程度の冷却効果を確認

 

画像

玄関ポーチ日陰部分 32℃から33.6°

2°程度の冷却効果を確認

 

まとめ

 雨水は様々な利用が可能です。同時に、水道水を抑える事で節水や節約にもなります。

 社会的には、ヒートアイランド現象の抑制や、上下水施設の消費エネルギーを削減し環境付加低減にも効果があります。

 また、近年の豪雨に対して下水道及び流域河川への流出を抑制し、負荷の緩和にも貢献できます。 

 災害時においても、雨水を貯留している事で、上水復旧までの水を確保する事ができます。 

  雨水は、もともと蒸留水であるため、本当は純粋な水です。

 雨の降り出しは、大気中の不純物を含んでいるので、初期の雨水をカットしコントロールする事で、より綺麗な水を利用する事が出来ます。

 雨水を川や下水道に捨てるのではなく、雨水を積極的に活用し楽しみ、敷地の打ち水等の蒸発効果や植物が雨水を貯留し蒸散することで、また空に返すことが、地球環境保護の観点からも重要ではないかと思います。

 

1ページ (全8ページ中)