負けたっていいじゃない
「負けたっていいじゃない」
先日、実家へ帰った時、玄関先に置かれていた習字の文字に目がいきました。
それは私が中学生の時に書いたもので、「負けたっていいじゃない」と書かれていました。
書いたことすら忘れていましたが、その時の記憶がだんだんと蘇ってきました。
私は小さいころからサッカーをしていました。
近所のお父さんがリフティングをしている姿を見て感動し、親にサッカーボールを買ってもらい、毎日毎日一人でリフティングの練習をしていました。
サッカーをしていると嫌な事を忘れて無我夢中になっていました。
学校のサッカー部やクラブチームにも所属しどんどんとのめり込んでいきました。
そして、中学校に入り、試合にどんどんと勝ち進んでいく中でサッカーの練習はさらに激しくなっていきました。
今も私たちの時に、刷新されたユニフォームが母校のユニフォームになっているらしく、少し誇らしくも感じます。
ただ、内心は好きで好きでやっていたサッカーでしたが、勝ち進んでいく中で学校側も外部監督やコーチを雇って本格的な取り組みとなり、プレッシャーが強くなり、当時キャプテンだった私は統率もする立場で(サッカーを楽しくやろう。)なんて言えない雰囲気で私自身も勝つためだけにサッカーをするという感じになってしまってみんなにプレッシャーをかけてしまっていました。
そんなとき、学校の習字のコンクールで書いたのがこの文字でした。
その当時の気持ちがストレートに書いてあり、今は素直に伝わってきますが、書いた当時はコンクールで入賞するとは思っていなかったので
チームメイトに見られないようにしていて、飾られてあるこの文書を見ている人から逃げたことを思い出しました。
今では懐かしい思い出です。
しかし、よくこんなものを残しておいたな・・・と。
でも、当時の記憶が蘇りなにかほっこりしました。